イチマイノイエ

福岡, Japan
Architects
Masao Yahagi Architects
Year
2010
Cost
Undisclosed
Stories
1-5 Stories

敷地は福岡市と北九州市の中間の遠賀郡岡垣町に位置する。家族構成は夫婦+子供2人。元々この土地には妻の祖父母が住んでいたが、相続することとなった。 最寄り駅まで徒歩15分圏内、両市にそれぞれ勤務する夫婦にとっては好都合であった。周辺は昔ながらの閑静な住宅街で、車一台通れる幅の道路がクランク状に広がっている。 概ね60〜80坪の土地がほとんどであるのに対し当該敷地は約163坪とかなり大きく、前面道路との関係を考えると分筆がしにくい状況であった。また、子供達は将来、他の場所に行く可能性が高いとのことで、施主は、次世代のために土地を残すのではなく、広い敷地を十分に生かした住宅を望んだ。 「土地の広さを生かしながら、小さな家を建てる。」、郊外ならではの課題がこの住宅のテーマとなった。 周辺のクランクしている路地を歩くと、全体像が見えないが故に、様々なスケール感や風景が混在し、小さな町であるが多様な広がりを感じた。そのような街並みに呼応する形で、一枚の壁が敷地内をクランクしながら伸びていく構成とし、大きな土地をひとつの手法で統合すると同時に、徐々に内が外になって行くような空間が、向きを変えながら入れ替わって行く。 一枚の壁には、必要に応じて開口部が空けられ、動線や視線、採光や通風がコントロールされている。必ず「ひとつの部屋がひとつの庭」を持っており、壁を貫通するように設けられた廊下を歩いて行くと、部屋と庭の配置が左右入れ替わり、屋根の勾配も交互となる。また、壁の開口部は、一部、意識的に重なるように設けられており、ある地点に立つと多重の開口部越しに遠方へ視線が抜けるようになっている。 駐車場を除く室内面積は約28坪と小さいが、敷地内に縦横無尽に伸びるこの住宅を訪れると、周辺環境と同じように、多種多様なスケール感や風景を体験することができる。

Related Projects

  • Piana Urban Furniture, 2008
    Agence Michel Tortel
  • Denkmalgeschützte Villa in München - Erweiterung, Umbau und Generalsanierung
    Architektur 6H
  • Einfamilienhaus Wettstein
    Dahinden Heim Architekten
  • M House
    Bruce Stafford Architects
  • Äppelträdgården
    White arkitekter

Magazine

Other Projects by 矢作昌生建築設計事務所

B Dental Clinic
福岡, Japan
D House
栃木, Japan
プリズミックハウス
福岡, Japan
大倉山の住宅
神奈川, Japan
土手と屋根の家
山口, Japan
アネモネ動物病院
長野, Japan